歩き出してからも、抱っこをする機会は、まだまだたくさんありますよね。
でも、子どもの体重が10㎏以上になってくると、新生児期から使っていた抱っこ紐だと肩や腰が痛い!
なんて、不調もでてきていませんか?
本記事では、以下の内容を解説します。
腰や肩に負担の少ない、長く使える抱っこ紐を紹介します。
この記事を、書いている私は、2児の母です。
腰痛持ちの私は、いろんな抱っこ紐を使用し、最終的には5本の抱っこ紐を所持しています!
今回はその経験を生かして、2本目の抱っこ紐をどれにしようか悩んでいるあなたの、手助けになれば幸いです。
抱っこ紐の種類
まだ、歩けない子どもとのお出かけでは、長時間抱っこしても疲れない抱っこ紐がいいですよね。
歩けるようになったけれど、まだまだ抱っこもするのであれば、出し入れしやすい抱っこ紐がいいですよね。
後追いがあったり、抱っこ紐で寝かしつけするのであれば、両腕が自由に使えるものがいいですよね。
私がいろんな抱っこ紐を購入した理由は、使う場面によって抱っこ紐それぞれに、メリットデメリットがあるからでした。
抱っこ紐の種類は、実に豊富です。
その中でも、4つのタイプに絞ってメリットデメリットを紹介していきます。
スリングタイプ
ババスリング
★商品重量:499g
★対象体重:新生児期~13kg
★素材:綿100%
ババスリングのメリット
バックルで長さ調整ができるので、体格の違う夫婦でも一緒に使うことができます。
また、支える肩の部分や、子どもが入るフチに綿が入っているので、フワフワしています。
子どもが大きくなって体重が増えてきても、フチが子どもの足に食い込むことがありません。
子どものお尻部分の布は、ジャバラ状に畳めるので、付属のポーチ入れて小さく収納できます。
横抱き、縦抱き、前向き抱っこもできます。
無難なワントーンの色味のものもあれば、海外製品ならではのPOPな柄もあるのでオリジナリティを出したい方にはぴったりですね。
寝てしまった場合、抱っこ紐と一緒に布団に寝かせても、フチ部分がいい感じに枕のようになります。
ババスリングのデメリット
まず、肩掛けなので、片方の肩だけに負担がかかるので、長時間の抱っこはしんどいでしょう。
袋状のため背中の支えなどがなく、片手で背中を支える必要があり、両手は使えません。
バックルでサイズを調整できるとはいえ、海外製品のためか、小柄なママだと袋状の部分が大きすぎて使いづらいかもしれませんね。
1万円以上するので、気軽に試せる値段ではありません。
ババスリングを使った私の感想
これは、出産祝いにお友達に頂きました。
見た目がカラフルで可愛いし、縦抱きできるようになってもスリングタイプを使っていると、オシャレな感じがしました(笑)
でも、肩こりがハンパないのと、せっかく抱っこ紐を使っているのに、片手で背中を支えているので片腕が疲れるんですよ。
しかも、2人目ができたら、唯一空いている方の手は上の子と手をつなぐので、両手がふさがり何もできませんでした。
トンガ・フィット
★商品重量:86.2g
★対象耐重:腰すわり期~15kg
★素材:綿100%
トンガ・フィットのメリット
フランスが原産国のオシャレなスリングです。
折りたためれば、ズボンのポケットにも入る小ささ。
メッシュ状なので、夏場も暑くなくていいですよね。
お値段も、3千円台とお手頃です。洗濯もネットに入れてポイッ!すぐ乾きますよ。
お買い物の会計時とか病院の待合室とか、ウロウロしてほしくない時にサッと肩にかけて、サッと抱っこできます。
トンガ・フィットのデメリット
紐を編んだようなハンモックみたいな形状で、フチに厚みがないので、子どもの足に食い込みます。
当然、肩にも食い込みます。片手は、子どもの背中を支えるので両手は空きません。
サイズはXS~Lまでありますが、バックルなどで調整できないので、自分の体に合ったサイズを買うのが難しいです。
トンガ・フィットを使った私の感想
こちらは、見た目の可愛さにときめき、リサイクルショップで購入しました。
夏場は、私も子どもも涼しいので使い勝手が良かったです。
抱っこ紐を使用しない時も、斜め掛けにしていても、ごわつきませんし、邪魔になりませんでした。
でも、10分とかならいいです。30分も使おうものなら、肩はパンパンで、子どもの太ももに食い込み跡がのこりとても可哀想なので、すぐ使うのをやめました。
ピースリング
★商品重量:350g
★対象耐重:新生児期~18kg
★素材:近江麻100%
ピースリングのメリット
ふんわりとした一枚布で子どもを包み込むので、肌触りが良く、寝てしまってもガーゼケットのようにそのまま寝かせられるのはいいですよね。
オーダーメイドで、リングのカラーや肩の仕様はもちろん長さの調節も作ることができます。
リングには子どもの誕生日や名前などを刻印することができるので、世界でたった一つの抱っこ紐になります。
ひとつひとつ手もみで柔らかさを出した麻に、京都で職人たちによる友禅染を施されているので、とてもおしゃれでワンランク上の上品さがありますよね。
ピースリングのデメリット
オーダーメイドのため、すぐ使えないという点。
また、卓越した職人が手作りするため、お値段がかなり高め。
一枚布で作られるタイプのスリングは、装着の仕方が少し難しいので慣れるのに時間が必要です。
また、麻100%はさらりとして夏には最適ですが、普通に洗濯するとしわくちゃになってしまうので取り扱いに注意です。
ピースリングを使った私の感想
やはり高級感があり、一枚布をさらっと使いこなすところがおしゃれですよね。
ただし、一枚布タイプは装着が難しいので付け方の動画をみながらでも悪戦苦闘しました。
子どもを布に入れたまま、リングの調節をするのは不器用な私には一苦労です。
お値段が高いだけあって、やはり見た目がおしゃれです。
子どもを抱っこしていない間もストールのように肩にかけているだけでもいい感じです。
クロスタイプ
tacmamy タックマミー
★商品重量:250g
★対象耐重:首すわり期~12㎏
★素材:綿麻
タックマミーのメリット
こちらも、折りたためばポケットに入ります。
抱っこ紐自体が、軽いですし薄いので、装着してからアウターやリュックを背負ってもゴワゴワしません。
バックルなどが無いため、汚れたらすぐに洗濯できますし、乾くのも早いですよ。
タックマミーのデメリット
肩部分や背中の面が、幅広いことで子どもの重さを分散していますが、やっぱり10㎏以上になってくると肩に負担がかかります。
子どもを担ぐようにして、足から抱っこ紐に入れるように抱っこするのですが、バタバタ動くようになってくると、なかなかスムーズに抱っこできません。
子どもの両手は抱っこ紐から出るので、首は抱っこ紐に支えられておらず、寝てしまうと首がダラ~ンとなり手で支えてあげなくてはなりません。
長さ調節などができないので、購入する際に、自分に合ったサイズを探すのが難しいと思います。
タックマミーを使った私の感想
こちらは、昔からある抱っこ紐の一つだそうで、実母に同じ形のものを手作りしてもらいました。
子どもとかなり密着するので、散歩をしていても、グラつかず、安定していました。
でも、どんなに支える面が幅広だといっても、クッションもない布なので、長時間抱っこするとツラかったですね。
コニー
★商品重量:200g
★対象耐重:新生児~20㎏
★素材:ポリエステル 62%, 綿 33%, ポリウレタン 5%
コニーのメリット
韓国で人気のコニー。
見た目がすごく可愛いです。
「どこの抱っこ紐ですか?」と聞かれること間違いなしです。
伸びる生地なので、手触りがよく、柔らかくて、抱っこされる赤ちゃんも包み込まれて気持ちよさそうです。
背中部分が広い面になっているので、背中全体で子どもを支える形になり、負担は分散され、なんと20㎏まで抱っこできます。
伸縮する抱っこ紐は、男女問わず使えるのがいいところですね。
抱っこしていない時に、着たままにしていても洋服のように見えてオシャレです。
コニーのデメリット
20㎏まで抱っこできるのですが、伸縮する生地なので、抱っこする位置がどんどん下がってきて、やっぱり肩に負担がかかります。
肩の負担を和らげるために、肩部分の生地を二の腕をおおうように広げると、今度はアウターが着づらくなります。
子どもが寝てしまうと、頭を支える部分がないので、手で支えてあげないといけないので両手は使えません。
コニーを使った私の感想
児童館で使っているママがいて、譲ってもらいました。
見た目がすごく可愛いです。
Tシャツのような肌触りで、とにかく柔らかくフワフワしています。
新生児期に、この商品を知っていたらヘビロテしていたと思います。それぐらい悔しい。
ただ2本目と考えると、子どもの体重が増えるにつれて生地は伸びるし、肩への負担がハンパなく、20㎏まで抱っこできるなんてホントに?!と疑ったほどでした。
スタンダードタイプ
アップリカ コランハグ
★商品重量:599g
★対象耐重:首すわり~15㎏
★素材:表地:ポリエステル100% / 裏地:ポリエステル100% / メッシュ地:ポリエステル100%
コランハグのメリット
抱っこ紐自体が、柔らかく軽いです。
前向き抱っこができますよ!
柔らかいので、たたむ時はクルクルとかなり小さくなります。
腰ベルト部分に、ボタンのついた紐が隠れていて、クルクルと巻いたあと紐でまとめれば、抱っこ紐収納カバーがなくても、ダラリと落ちません。
子どもの太ももが当たる部分は、生地が二重になっているので長時間抱っこしていても跡が残ったりしません。
メッシュ生地を重ねたような生地なので、洗っても乾くのが早いです。
赤ちゃん落下防止のためのベルトが、付いているので安心です。
コランハグのデメリット
柔らかく、伸びない生地が使われていないためか、かなり早めにヘタりがきます。
前向き抱っこができるようになっているためなのか、対面抱っこした時に、子どもの背中部分の生地が短すぎて、子どもの両腕が抱っこ紐から飛び出してしまい落下防止のベルトの意味がありません。
コランハグを使った私の感想
前向き抱っこがしたくて、こちらの赤色を買いました。
抱っこ紐収納カバーがいらないのは、すごく便利!
前向きにすると、子どもの足がかなり開くのでちょっと心配になり、結局あまり使ってません。
抱っこ紐自体が軽いので、疲れにくいです。
3回くらい洗うと、腰ベルト部分がヘタりました。
腰ベルトがヘタると、肩に負担が増えて長時間はキツかったですね。
全体的に作りが小さいので、ぽっちゃりパパママや長身パパママにはおススメしません。
ベビービョルン ベビーキャリア MINI Air
★商品重量:762g
★対象耐重:新生児期~15㎏
★素材:ポリエステル100% エコテックス素材使用
ベビーキャリアのメリット
フルメッシュ生地なので、軽くて柔らかいです。
肩ベルトと子どもを支える本体が分解できるので、着脱が楽で、子どもが寝てしまい降ろしたとしても、そのまま本体をクッションがわりに使えます。
前向き抱っこもできます。
ベビーキャリアのデメリット
小さくたたむことはできないので、収納に困ります。
肩ベルトのみで、子どもの体重をささえるので、子どもの体重が増えてくるとしんどいですね。
ベビーキャリアを使った私の感想
これを使っているママさんは多い!
たぶん新生児期にから縦抱きができるからだと思います。
でもやっぱり、子どもが成長すると使っている方はあまり見ないかなぁ。
私も子どもが13kgの時に、使ってみましたが、たしかに装着は楽です。
でも肩にグッと子どもの体重がのってしまい、30分も耐えられませんでした。
エルゴベビーOMNI360
★商品重量:1380g
★対象耐重:新生児期~20㎏
★素材:ポリエステル100%
エルゴのメリット
肩ベルトは、しっかりクッションが付いていて疲れません。
クロス装着もできるので、さらに肩への負担が軽減します。
腰ベルトには芯が入っていて、長年使っていてもヘタリません。
前向き抱っこができます。
子どもの成長に合わせて、足の広がり具合を調整できるように、腰ベルトの内側にガイドラインがあります。
寝てしまっても、頭がガクンとならないようにサポートが付いています。
日差しよけのケープがあるのも、エルゴ授乳時などに便利です。
エルゴのデメリット
値段がかなり高いです。
安定した抱っこや機能性重視のため、かなりゴツく、重いです。
寝てしまって布団に降ろしたくても、ゴツゴツした部分が多いため、子どもの下に引いたままなのは痛いかも知れませんね。
追加で収納カバーを購入しないと、ダラリと垂れ下げたままになり、肩ベルトが地面に着きそうになります。
エルゴと使った私の感想
これを新生児期にから使っていれば、何本も買わなかったと思います。
家電製品と同じように、エルゴシリーズはどんどん進化しているのですが、気軽に買い替えられるほどの値段ではありません。
でも、やっぱりエルゴ!
抱っこ紐といえばエルゴと言われるくらい、機能性はバッチリですし、長時間使用しても全然疲れません。
かなり丈夫なので、親戚や友人にお下がりしても十分安定して使えると思います。
ヒップシートタイプ
crosmall ヒップシートキャリア
★商品重量:880g
★対象耐重:新生児~20㎏
★素材:コットン/ポリエステル/高密度eps発泡
ヒップシートのメリット
前向き抱っこなど、6wayの抱き方ができます。
抱いたり降ろしたりが増える年齢になってくると、ヒップシートのみでの使用も可能です。
腰ベルトは、マジックテープとバックルの二重ロックのため安心ですね。
ヒップシートのデメリット
ヒップシートの座面の中身は、発泡スチロールなので、小さくはできません。
座面部分に、気持ち程度のポケットが付いているだけで、肩ベルト部分を収納することはできません。
ヒップシートのみの使用だと、片手は子どもを支えるので両手は使えません。
ヒップシートを使った私の感想
3歳くらいになってくると、基本的に自分で歩くのですが、たまに抱っこすると重いのなんの。
そんな時に、ヒップシートが役に立ちました。
ヒップシートに座らせることで、子どもがキョロキョロしても安定して抱っこできます。
ただ、見た目ウェストポーチみたいなのに、中に発泡スチロールがあるため何も入れられないし、小さくすることもできないし、幅を取るときがありましたね。
私が1番おすすめする抱っこ紐はこれ!
私は、ヒップシートタイプをおすすめします!
腰ベルトがないと、長時間や子どもの体重が増えると肩こりがハンパないです。
だからといって、腰ベルトはあるけれどフルメッシュの柔らかい物だと、洗濯や子どもの体重が負荷になりヘタるのが早いです。
2歳や3歳のような、赤ちゃんと幼児のどっちつかずの間は、抱っこしたり降ろしたりが多い時期です。
そんな時に、肩ベルトを外したりクルクルまとめたりするのも億劫。
でも、寝てしまったり、やっぱり両手使いたいと思ったら、肩ベルトして抱っこしたいですよね。
まとめ
抱っこ紐を買い替えようと思う頃は、子どもの体重が増えたり、歩くようになったりと、子どもが『成長』したときです。
嬉しい成長ではあるけれど、抱っこするのがつらく感じるのはお互いに悲しいことですよね。
2本目の抱っこ紐は、ぜひ長く使えるものを選んで、子どもとの抱っこLIFEを楽しんでください♪