離乳食がすすみ、1日3回しっかり食べられるようになった時期に気になるのが栄養面。
食べる量や種類に偏りはありませんか?
今まで母乳や粉ミルクといった完全栄養食を飲んでいた赤ちゃんはこれから食材から栄養を取るようになります。
でも好き嫌いはやっぱりあるもの。
栄養ある食材を十分に食べてくれないと栄養面が少し心配ですよね。
そこで、この記事ではフォローアップミルクをメーカー別に配合成分を紹介します!
母乳や粉ミルクを卒業するママや離乳食は進んでいるけれど栄養面が心配なママはぜひ参考にしてみてください♪
6社のおすすめフォローアップミルクを紹介
和光堂ぐんぐん
牛乳では不足しがちな鉄分を多く配合しています。
また、脳の発達に影響する体内で作ることができない必須脂肪酸DHAを配合しています。
値段設定も比較的安価なので、経済面でも安心して購入できます。
持ち運びに便利なスティックタイプもあります。
明治ステップ
1日に推奨されているビタミンとミネラルの量の約70%を補えます。
また知名度の高さから取り揃えているお店が多く、ドラッグストアなどでも購入ができます。
対象年齢は、満1歳からとなっているので注意してください。
明治ステップ らくらくキューブ
1個で40mlのミルクをつくることができます。
スプーンいらずで、粉がこぼれたりせずとても便利なキューブタイプ。
スティックタイプと違って、ミルクを80mlだけなど少量つくることも可能です。
森永チルミル
初乳に含まれる感染症から体を守る働きをするラクトフェリンが配合されています。
3種類のオリゴ糖が配合されているので、離乳食だけでは便秘ぎみになる赤ちゃんにはおすすめ。
対象年齢は、満1歳からとなっているので注意してください。
森永チルミル エコらくパック
缶だと場所をとったり、捨てる際の分別がめんどうですよね。
エコらくパックは、繰り返す使える専用ケースに包装されたフォローアップミルクを詰め替えるだけ!
専用ケースも煮沸消毒や電子レンジ消毒ができるので衛生面も安心です。
1本で100mlつくることができるスティックタイプもあります!
グリコアイクレオ
育ち盛りの時期に欠かせない鉄分をビタミンCとの適正バランスで配合し、吸収利用されやすくしています。
赤ちゃんの発育に必要な5種類のヌクレオチドを配合しています。
ヌクレオチドはDNAをつくるために必要な成分なので、赤ちゃんの体づくりに重要な役割をします。
価格帯はかなり高め。
1本で100mlつくることができるスティックタイプもあります。
ビーンスタークつよいこ
カルシウムを牛乳レベルまで配合するとともに、ビタミンC、ビタミンDも配合しています。
DHAは、国内のフォローアップミルクで最も多く配合しています。
世界で初めて、缶の側面に抗菌加工を施しています。
1本100mlのミルクが作れるスティックタイプもあります。
雪印メグミルクたっち
広告宣伝費を押さえているため、価格がかなり安いです。
他メーカーにくらべてラクトフェリンが非常に多く配合されています。
母乳に含まれるたんぱく質で、赤ちゃんにとって重要な働きをするラクトフェリンとラクトアドヘリンを配合しました。
スティックタイプは1本100mlのミルクを作ることができます。
母乳、粉ミルクとフォローアップミルクの違い
母乳や粉ミルクはそれだけで栄養のとれる完全栄養食です。
赤ちゃんは生まれてから離乳食が始まるまで、完全栄養食で成長します。
離乳食がはじまると、赤ちゃんは食材から栄養を取るようになっていきます。
離乳食完了期になってくると、それまで併用して飲ませていた母乳が出にくくなるママや粉ミルクでは栄養過多になる可能性がでてきます。
でも、食べムラがあったりして離乳食だけでは栄養面がまだ不安になることもありますよね。
フォローアップミルクは、そんな離乳食で不足しがちな栄養を補う役割を持っている補助栄養食です。
フォローアップミルクの選び方
離乳食完了期になってくると、牛乳を飲みはじめる赤ちゃんも増えてきますよね。
牛乳は、良質なタンパク質などがとれますが、鉄分やビタミンが少ないのが気になります。
フォローアップミルクには、そんな離乳食や牛乳だけでは補いにくい栄養が配合されていて、赤ちゃんの成長を助けてくれます。
それぞれのメーカーで配合成分が違いますので、赤ちゃんに取り入れたい栄養が配合されているか確認してみてください。
離乳食だけでは不足しがちな成分
粉ミルクもフォローアップミルクも原料は、牛乳です。
粉ミルクは牛乳から余分な成分を取り除いたり、加えたりして母乳に近いミルクを作っています。
フォローアップミルクは、牛乳に足りない栄養素を補っています。
そこで、フォローアップミルクに基本的に含まれている成分はこちら。
- DHA:体内でつくることのできない必須脂肪酸。脳や網膜の発達に重要。
- カルシウム:神経や筋肉の動きを助ける。
- アラキドン酸:悪玉コレステロールを減らしてくれる不飽和脂肪酸。神経の発達にも影響。
- βーカロチン:体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を丈夫にし、抗酸化作用がある。
- オリゴ糖:母乳に含まれるオリゴ糖。ビフィズス菌を増やす栄養源となる。
- リン:歯や骨や酵素をつくる栄養源となる。
- 鉄:全身に酸素を運搬。赤血球をつくる栄養源となる。
- 葉酸:赤血球の生産を助けるビタミンB。細胞の生産や再生を促し、体の発育に影響。
- ビタミンD:神経伝達や筋肉の収縮などに影響。
フォローアップミルクの飲ませ方
フォローアップミルクは補助栄養食なので、かならず離乳食の後やおやつの時間に飲ませるようにしましょう。
粉ミルクと同じように哺乳瓶で飲ませることができます。
作り方も粉ミルクと同じ様に、お湯で溶かし、湯さましを加えて作ります。
メーカーが示す対象年齢は、生後9ヶ月から3歳までです。
1日に飲ませる量の目安は、離乳食完了期までは1日450~700ml程度です。
離乳食完了期になると食事も十分にとれるようになってきているので1日400ml程度にとどめましょう。
タンパク質やカルシウムを過剰摂取してしまうと腎臓に負担がかかってしまう場合があるため、飲ませすぎには注意しましょう。
また、フォローアップミルクは補助食品なので、9ヶ月以前の赤ちゃんには与えないでください。
フォローアップミルクは必要?
フォローアップミルクは補助栄養食なので、大人でいう栄養サプリメントといったところでしょうか。
母乳や粉ミルクと違い、絶対に必要なものではありません。
離乳食をまんべんなくしっかり食べられていて牛乳も飲みはじめているのなら、あえて飲ませなくても大丈夫です。
母乳、粉ミルクから牛乳へ移行する期間や、1歳未満でまだ牛乳は早いかなと思う間のつなぎとして飲ませるのはいいかもしれませんね。
離乳食が進まない場合は、母乳や粉ミルク、フォローアップミルクの量や回数を減らしてみて下さい。
母乳や粉ミルク、フォローアップミルクは腹持ちがよく、飲み込むだけで楽なので赤ちゃんは離乳食よりも好みます。
これから自分で食事をしてもらうためにも、栄養は離乳食を中心に取り母乳やミルクは補うものとしてちょっと我慢してもらいましょう。
まとめ
離乳食が進んでくると、食べムラや少食などで栄養面で心配になりますよね。
そんな時は、フォローアップミルクで栄養を補いましょう。
フォローアップミルクには、発育に必要な成分がたくさん入っています。
また、体内で作ることのできないDHAなど赤ちゃんに摂ってもらいたい栄養素も入っています。
しかし、離乳食や牛乳でしっかり栄養をとれているのならあえて飲ませる必要はありません。
フォローアップミルクは、赤ちゃんの離乳食の進み具合などを見ながら補助的に使ってみて下さい♪