ひとりで2人の子どもを、お風呂に入れるのって大変です。
でも、ひとりで2人の子どもをお風呂に入れなければいけないときは必ずきますよね!
少し目をはなすと、何がおきるか分からない月齢の子どもが2人。
でも、あなたのカラダはひとつ、手は2本しかありません。
この記事ではそんな状況でも、効率よく2人の子どもを安全にお風呂に入れる方法をお伝えします。
乳幼児ふたりをワンオペでお風呂に入れる方法
この記事を書いている私は、現在3歳6ヶ月の女の子と1歳1ヶ月の男の子の母親です。
下の子の沐浴期が終わり、湯船に入れるようになった頃の私が行っていたこととは?
お風呂に入る前の準備(お湯の量、深さ)
事前に準備しておくといいアイテム
まずは、風呂上がりに使うタオルや保湿剤、着替えを脱衣所に用意します。
脱衣所が寒い場合は、暖房器具を使って暖めておきます。
お湯の量と深さ
湯船のお湯の量は、100~120ℓくらい。
深さは、20~25㎝くらいで十分です。
大人にとってはふくらはぎぐらいの量なので、物足りないと思うかもしれません。
大人がゆっくりお風呂に入るためではなく、子ども2人をお風呂に入れるためなので、諦めましょう。
ママの準備でさらに効率化!
ママの化粧は、お風呂に入る前に落としておくと時短になります。
子ども達のお風呂上がりの水分補給も用意しておくのもいいですね。
カラダを洗う順番
カラダを洗う順番は、上の子→ママ→下の子です。
下の子は順番がくるまで、脱衣所や浴室で待っていてもらいます。
まずは、ママと上の子が裸になり浴室に入ります。
このとき、下の子は服を着たままです。
STEP1:上の子から洗う!
まず、上の子を洗います。
泡で出るタイプのシャンプーやボディソープを使えば時短になります。
自分でやりたい期の子どもには、泡だと自分で洗わせやすいです。
キレイに洗ったら、浴室で遊んで待っていてもらいましょう!
浴室で遊べるおもちゃがあると、夢中で遊んでくれますよ♪
浴室が寒いようなら、浴室暖房かたまにシャワーで背中を温めてあげるのもいいですね。
浴室の床に直に座らせたくない場合は、お風呂マットなどに座っていてもらいましょう。
寒いと湯船で待たせたいと思うかもしれませんが、ツルンと滑って溺れる心配があるので、やめたほうが良いです。
STEP2:ママが洗う!
次に、ママが洗います。
ハイスピードでババババッと洗って下さい。
ゆっくり入りたいな、スキンケアやパックをしたいなって思いますよね。
ごめんなさい。諦めて下さい。
頑張って早く洗って、お風呂タイムを終わらせてからにしましょう。
ゆっくりしていると、下の子が待つのに飽きて泣き出します。
上の子を洗っている最中から泣いているかも知れませんが、その泣き声は生存確認用だと思ってとにかくスピーディーに行います。
STEP3:下の子を洗う!
ここで、下の子を連れてきます。
このとき、上の子はまだ浴室で遊んでいます。
待機場所が遠いなら、ママはタオルを巻いたりして体が冷えないようにしましょう。
頭にタオルは、絶対に巻いた方がいいです。
髪の毛から落ちる冷たい水滴が、下の子の服を脱がしている間ずっとかかります。
また、ビチョビチョの足元はタオル生地のスリッパが便利です。
連れてきたら、下の子を洗います。
3人一緒にお風呂タイム
みんなカラダをキレイにしたら、湯船に入ります。
といっても、湯の量が少ないので、肩までは浸かれません。
子どもの肩や背中に、お湯をかけてあげましょう。
身長の関係で、上の子が一人で湯船に入れない場合は、上の子が遊んでいたお風呂マットに下の子を一度待たせて、上の子を入れてから下の子を抱っこしてママは入ります。
38~40度のお湯の熱さで、10分くらいででましょう。
カラダを拭く順番
カラダを拭く順番は、下の子→上の子→ママです。
上の子が自分で着替えることができるのであれば、上の子→下の子→ママでもいいです。
ただ、着替えることができても保湿は、子ども1人では難しいかもしれません。
STEP1:下の子を拭く!
下の子をお風呂マットに待たせ、上の子を湯船から出し浴室で遊んで待たせます。
まず、ママがバスローブを羽織り、頭にタオルを巻きます。
バスタオルを巻くよりも、バスローブを羽織る方がずれ落ちないし、肩や背中が冷えて風邪をひく心配もありません。
バスローブが水気を吸い取ってくれますし、保温もしてくれるので、子ども2人の着替えが終わるころには水気も少なくタオルドライの時短になります。
下の子を連れてくるときも、バスローブだと羽織るだけなのでいいかもしれませんね。
ママがバスローブを羽織ったら、下の子をタオルドライします。
その後は、沐浴時と同じ要領で、保湿や着替えを行います。
寒くないのであれば、ハイハイ期や独り歩きができる子は、保湿をしてオムツをはかせてリビングに放流するのもありです。
まだネンネ期なのであれば、お風呂に入る前に待機していた場所で水分補給をさせて待っていてもらます。
私が買って1番良かったと思ったアイテムは、バスローブです。バスローブがあるだけで、体を冷やさずにスムーズに子ども達をお風呂に入れられるようになりました。バスタオルで苦労している人は、ぜひバスローブを使ってみてください。
STEP2:上の子を拭く!
浴室のお風呂マットで待っていてもらった上の子をタオルドライします。
ひとりで着替えることができるのであれば、ママが保湿をして自分で着替えさせます。
まだ難しいようであれば、手伝ってあげて、水分補給をさせてリビングに放流します。
STEP3:ママが拭く!
やっとママがタオルドライして、着替えます。
バスローブのおかげで、体は冷えていませんし、ほぼ水気も残っていません。
頭を乾かすときに、子どもを呼んで一緒にドライヤーで乾かしましょう。
スキンケアをして終了です。
お疲れさまでした。
下の子の待機場所
下の子にご機嫌に待っていてもらうために、オススメのアイテムを紹介します。
バウンザー
脱衣所でバウンザーに座って、待っていてもらいます。
寒い時期は、暖房器具や毛布などを使ってください。
ほとんどのお風呂のドアは磨りガラスになっていると思います。
浴室から下の子の様子が分からないと思いますので、ドアを半開きにしておくのもいいでしょう。
ベビーバス
沐浴期を卒業しても、まだまだ使えます。
脱衣所ではなく浴室の中にベビーバスを入れて、この中で遊んでいてもらうのもありです。
一緒に浴室にいると、視界に入るので安心ですよね。
重要なのは、お尻が滑らないように底に支えがあるものがいいです。
腰がすわっていない時期でも、寝かせられるのでいいですよ。
プレイヤード
移動式のプレイヤードです。
脱衣所まで移動して、この中で遊んでいてもらいます。
格子状の木のベビーベッドだと、足が飛び出したりしてケガしないか不安ですが、これだと細かいメッシュ生地なので、足を引っかけて上から脱出するということもありません。
バスチェア
腰が据わっているなら、浴室でバスチェアに座っていてもらいましょう。
お尻も痛くなりませんし、使用しない時は小さくたためるので場所を取りません。
ベビーサークル
リビングに野放しに放流するとなると、椅子に上ったり、ソファでジャンプしたり、キッチンに侵入したりなど危ないことをされそうでヒヤヒヤしますよね。
この中にお気に入りのおもちゃなどを入れて、遊んでいてもらいましょう。
バンボ
お部屋で使える、大人気バンボです。
ポリウレタン素材なので、浴室でも使えます。
服を脱がして、オムツだけにして座って待っていてもらいましょう。
テレビ
秘密兵器!テレビです。
上の子とママが洗っている数分だけの特別タイムとして、テレビをみて待っていてもらいましょう。
スムーズにできるようになるまでの苦悩
初日は失敗に終わる
私は、沐浴卒業までの数日前から、ずっとシミュレーションしていました。
着替えの準備、上の子のご機嫌取り、下の子の待機場所、体を洗う順番などなど。
そして、上の子に「今日から一緒に入るよ!」と伝えて、いざ挑戦!
ストップウォッチアプリで、どの作業に何分かかっているか計りながらお風呂に入りました。
まず、下の子を連れてくるまでの時間がかかり、プレイヤードで待っていた下の子が待ちきれずギャン泣き。
私の体を洗う間、上の子を湯船の中で遊ばせていると、下の子も湯船に入る頃には入浴しすぎでのぼせ気味に。
脱衣所で寝かせていた下の子の服を脱がそうとしたら、私のビチョビチョの髪の毛から滴り落ちる水滴が、下の子の体を冷やしてしまい最後までギャン泣き。
お風呂マットやバスチェアが、定期的にシャワーなどで温めておかないと冷たくなっており、下の子の体が浴室暖房をしていても冷え冷えに。
上の子と下の子を冷えさせまいと急いで着替えさせている間に体が冷えて、私がお腹を壊してトイレに走った日もありました。
タオルを巻くのもめんどくさがって、脱衣所からリビングまで、私の濡れた足跡が点々と床に残り、結局後片付けが大変だったり。
新たなスケジュールを子どもと共有する
なぜストップウォッチで計るほどスピーディーさを求めたかは、寝かしつけ終了時間を21時に設定していたからです。
当時、主人の帰宅時間は21時台でした。
主人の食事を用意するためには、21時までに寝かしつける必要がありました。
下の子が沐浴期の、21時までのスケジュールはこんな感じでした。
17:30 夕飯
18:00 下の子を寝かしつける
18:30 私と上の子のお風呂タイム♪
→下の子が起きると終了。
19:20 寝室で3人で遊ぶ(絵本を読むなど)
20:00 2人を寝かしつける
21:00 寝かしつけ終了
このスケジュールは、上の子の中にも確立されていて、どんなに21時まで残り時間が少なくなろうが、ひとつひとつの工程時間が短くなったとしても(いつもは絵本3冊よむが、時間がなくて1冊だけになっても納得する)どの工程も省くことなく行っていました。
なので、上の子とのスケジュールをあまり変化させずに、下の子と3人のお風呂タイムを導入したかったのです。
新しくなったスケジュールは、こんな感じです。
17:30 夕飯
18:20 3人のお風呂タイム♪
19:00 寝室で3人で遊ぶ(絵本を読むなど)
20:00 2人を寝かしつける
21:00 寝かしつけ終了
新しいルーティンを上の子と共有することで、イヤイヤ期に入った上の子と上手く協力して3人のお風呂タイムを行うことができるようになっていきました。
今では、上の子は、お風呂が大好きなので下の子が泣いて強制終了することがなくなり嬉しそうです。
下の子も、18時台に寝ることがなくなったため、21時になるより先に寝落ちしてくれるようになり、寝かしつけも楽になりました。
まとめ
ワンオペでお風呂に入れるのは、本当に大変です。
数か月前に生まれたばかりの下の子は何をするにも危なっかしいし、イヤイヤ期に入る上の子は言うことを聞いてくれない。
どんなにシミュレーションしても、子どもの行動は毎回違うものです。
そんな2人と安全に、楽しいお風呂タイムにするためには、事前準備と時短アイテムとおもちゃが必須です。
脱衣所に、着替えや保湿剤などの準備を忘れずに!
私の一番のおすすめは、バスローブです!
上の子と下の子様にそれぞれおもちゃがあるといいです!少ないと取り合いになります。
回数を重ねると、ママも慣れてきて自分なりのタイムスケジュールができてきます。
そして、子ども達も3人で入るお風呂タイムに慣れてきます。大丈夫です。
はじめのうちは手探りで大変かもしれませんが、安全第一で、お風呂タイムを楽しんで下さい。