旅行や帰省するために飛行機に乗らなくてはいけないとき、子ども連れだと難易度がグッとあがります。
ましてや、ママ一人で子どもを複数人連れていかなくてはならないとき、飛行機で子ども達が騒いだりして迷惑をかけてしまったらどうしようと、とても不安ですよね。
この記事では、0 〜3歳の子ども2人と一緒に飛行機に乗る方法をご紹介します。
子連れ搭乗に不安を感じているママが、安心して飛行時間を過ごせるようになれば幸いです。
この記事を書いている私は、3歳と1歳の2児の母親です。
地方出身で現在関東在住なので、帰省時はいつも飛行機を使っています。
子連れ搭乗で起こりうるトラブル
多くの人が数時間同じ空間で過ごす機内。
座席で静かに過ごすことが基本ですが、子どもにとっては苦行です。
子どもを連れて飛行機にのる際に考えられるトラブルは…
- 機内の雰囲気を怖がり搭乗拒否
- 離着陸時に耳抜きできず痛くてギャン泣き
- シートベルト着用や着席を拒否
- シートベルト着用サインが点灯中に歩きたいと言い出す
- 大声で喋りだす
- 気圧の変化で嘔吐
- 前後左右の座席を揺らす
- 眠いのに慣れない場所で眠れず寝ぐずり
- 離着陸間近にウンチ漏れ
- クレヨンやペットボトルなどを床に転がし見失う
- お菓子をこぼし服も座席もドロドロ
あげ始めたらきりがありませんが、どうして?!という想定外なことが起こるのが子どもです。
でも、安心してください!
事前の準備を万全にすれば、子ども連れでも安心して飛行時間を過ごせます!
事前の準備で快適にすごそう
この記事では、私がよく利用するジェットスターに子ども連れで乗る際のポイントを解説します。
ジェットスターは低価格航空券を販売するLCCの中でも、国内シェアNo.1となり便数も最多です。
しかし、低価格の理由のひとつに機内サービスを極限まで省略していることがあげられます。
大手航空会社のJALやANAにあるような子ども連れに対するサポートや、無料グッズはありません。
他の搭乗客と同等の対応になるので、事前に万全の準備をして快適に飛行時間をすごせるようにしましょう。
飛行機の座席を事前に予約しよう!
航空券を予約するときに、飛行機の座席指定をオススメします。
ジェットスターは3列シートが通路を挟んで左右にあり、縦に30列座席が並んでいます。
※ジェットスターは最後列の30列目は指定できなくなっています。
ジェットスターは、2歳未満までは大人の膝の上に乗りますが、それ以降は子どもにも座席を予約する必要があります。
子ども連れだと、非常口付近の席は指定できません。
子どもの状況によって座席を指定しよう!
搭乗口が前方にしかないので、早く乗り降りしたいならば、前方の席をオススメします。
外を眺めるのが好きな子どもなら、窓際の席をオススメします。
トイレは前方と後方についているので、トイトレ中の子どもはトイレの近くがいいかもしれません。
前後左右に空席を作る方法
私はいつも予約できる最後列の29列の通路側を指定します。
前方ではなく後方の理由は、できるだけ前後左右に他の乗客を座らせないためです。
ジェットスターは座席を指定しないと、前方から順番に座席を割り当てられます。
家族であっても前方から順番に割り当てられるので、予約をしないとバラバラの席に割り当てられる可能性は十分にあります。
前方の席から埋まるので満席でなければ、後方に空席ができます。
そして29列を選択する(30列は予備としているようで、選択できない)と、空いていれば前後左右に他の乗客がいない状態になります。
ジェットスターの座席シートは前後左右の距離が近いので、できるだけ前後左右の乗客に迷惑かけないようにしたいものです。
いつも私は1歳児を膝にのせ通路側に座り、3歳児には3列シートの真ん中に座ってもらいます。
窓際に座ると、トイレに行く際にもし通路側に他の客がいると立ってもらう必要があるので、通路側の席がオススメです。
飛行機に乗る前に、子どもを疲れさせよう!
心穏やかに飛行時間を過ごせるとすれば、子どもが寝てくれたらベストです。
そのためにも、空港内ではできるだけ歩かせて体力を消耗させます。
また、お昼寝時間が日常的にある子どもならば、その時間に飛行時間があたるように狙って飛行機を予約しましょう。
私は成田空港を使用するのですが、成田空港はLCCの飛行機の離着陸場所を第3ターミナルに指定しています。
空港まで自家用車や電車、バスで行くと大抵は第2ターミナル付近に到着し、目的の搭乗口まで移動します。
第1ターミナルと第3ターミナルは連絡バスが出ているぐらい、歩くにはかなりの距離があります。
しかし、ここでバスを使わずに、3歳児と一緒に歩いて第3ターミナルまで行きます。
そして、受付カウンターでチェックインして保安検査場をくぐると、また搭乗口まで歩きます。
歩かせることで3歳児の体力を奪います。
搭乗口の付近にはプレイマットを敷いただけの簡易キッズスペースがあるので、1歳児にはここで遊ばせて体力を奪います。
私の子ども2人は保育園に通っているので、お昼寝時間が日常的にあります。
保育園のお昼寝時間と同じ時間帯に飛行機を予約し、空港までの道のりでも寝かさないようにして飛行機に乗っています。
ミルク調理とオムツ替えは搭乗直前に!
ジェットスター(国内線)はミルクのお湯も有料です。
成田空港は搭口の付近乗にベビールームがあり、ミルクの調理用のお湯が設置してあります。
搭乗直前に、お湯を入れて持ち込むのをオススメします。
飛行中にシートベルト着用サインが消えてから、トイレでオムツ替えもできますが、できるだけ搭乗直前にオムツを替えてから搭乗したほうがオススメです。
ジェットスター(国内線)は機内での抱っこ紐の使用を禁止しているので、離着陸時に抱っこ紐を荷物入れに収納する必要があります。
上の子が急にトイレに行きたいとなった時に、下の子を抱っこ紐なしでトイレに連れて行かなくなります。
CAさん達は機内販売など忙しいときなので、代わりに抱っこを頼むのは難しいと思います。
LCCは低価格にするために、機内サービスを極限まで抑えているので子ども連れだからといってあまり期待しないほうがいいです。
搭乗の順番はピークを過ぎてから!
搭乗の順番は、子ども連れやお手伝いを必要とする搭乗者が優先されます。
優先搭乗の人以外は、座席番号順に案内されます。
29列~14列のお客さんが搭乗したら、最後に13列~1列目のお客さんが搭乗します。
窓際や通路側などは関係なく案内されるため、子ども連れは優先搭乗ができますが、早めに搭乗し通路側に座っていたら、後から窓際のお客さんがきて、立つことになります。
窓際を予約した時のみ、優先搭乗するようにしましょう。
搭乗口に並ぶ列のピークが過ぎてくるまで、子どもの体力消耗を優先したほうがいいです。
耳抜き対策は万全に!
大人でも、耳抜きしないと不快になりますよね。
離着の際に、耳抜きがうまくできないと飛行時間ずっと泣かれることになりかねません。
鼻をつまんで空気を耳に送る方法は、子どもにはとても難しいです。
簡単なのが、飲み物を飲ませる方法です。
1~3歳の子どもはジュースなど、授乳期の赤ちゃんは、授乳したりミルクを飲ませるといいです。
ゴックンと飲み込む動作が耳抜きになるので、お菓子などを食べさせるのもいいですね。
飛行中は子どものお気に入りグッズを持ち込もう!
ジェットスター(国内線)は機内が広くないので、シートベルト着用サインが消えてから通路を歩かせることはできません。
機内販売などの邪魔になりますし、トイレに行く大人とすれ違うのも大変です。
基本的にシートベルトを外さずに、座席で遊べるものがいいです。
絵本やらくがき帳、おもちゃは音が鳴らないものがいいですね。
うちの3歳児には、タブレットで子供向けのゲームをさせていますが、かなり集中して静かに遊んでくれています。
1歳児には、その日まで隠しておいた新しいおもちゃなどで気を引いています。
意外とただのペットボトルでも気が引けます。
用意するおもちゃは数が多い方がいいですが、小さいものや落として床を転がりそうなものは避けましょう!
はじめは肩身の狭い思いも…
私は、子ども2人を連れて年に4回ほど帰省します。
以前は新幹線で帰省していましたが、片道3万円で走行時間に6時間もかかるので、帰省回数が年に2回程度でした。
成田空港から帰省先にLCCのジェットスター便ができてからは、片道6000円で飛行時間が1時間半なので帰省回数も増えました。
里帰り出産をしているので、生後1ヶ月の赤ちゃんと一緒に乗ったのが、はじめての子連れ搭乗でした。
はじめはドキドキで肩身の狭い思いをしたまま飛行時間をすごし、とても疲れました。
でも回数を重ねるごとに対策できるようになりました。
ねんね期までは、ケープで隠しつつ授乳して耳抜きをしました。
現在は、お菓子を食べさせたり、ジュースで耳抜きをしています。
今まで耳が痛いと泣いたことはありません。
飛行中は0歳の時は寝かせることに徹し、1歳からはお菓子と絵本、2歳からはお絵描き、3歳からはタブレットで乗り切っています。
第2子が生まれたころ、上の子は2歳半でしたが、隣の席に座り大人しく遊んでくれています。
たまにママ!見てー!と大きな声でおしゃべりし出すのでドキッとしますが…。
まとめ
ジェットスターは、LCCの中でも群を抜いて低価格で飛行機に乗れます。
その分、機内サービスやCAさんからのサポートは何もないので期待せずに、事前準備を万全にして飛行時間を快適に過ごしてみてください!
- 座席の予約
- 子ども疲れさせる
- ミルクとオムツは搭乗直前
- ピークを過ぎてから搭乗
- 耳抜き対策
- いろんなおもちゃを持参